蠟人形・銅像・肖像画
―近代中国人の身体と政治

| 編著者:遊佐徹 著 |
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◆ 王朝体制をやがて崩壊に導く西洋「近代」の影響は、中国人の「身体」にも及んだ。本書は、その実際を他者の思想文化、論理、技術によって姿を写し取られ、蝋人形、銅像、肖像……様々な「像」と化すことになった林則徐、李鴻章、西太后等において検証し、それら「像」が孕む「政治」と「身体」の関係を文化史研究の観点に立って解き明かす。
目次:
序 章 天安門の毛沢東の肖像画
第1章 蠟人形:ロンドンの林則徐の蠟人形
第2章 李鴻章の「分身」達:李鴻章の世界周遊とその「身体」
第3章 銅像:上海、徐家匯の李鴻章の銅像
第4章 郭嵩燾の肖像画:仮構された「身体」
第5章 その後の郭嵩燾の肖像画:統一される「身体」
第6章 西太后の肖像画:Portraitと「聖容」
第7章 その後の西太后の肖像画:ながめられる「身体」
第8章 西太后の肖像写真:商品化される「身体」
補 章 「銅像」の想像:革命・ルソー・銅像―中国近代におけるルソー受容の一側面
終 章 中国近代文化史研究と中国人の「身体」
索引(人名、書名、事項)
図版18点